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チリワインのススメ

ワインには日本酒以上の歴史がある。紀元前3100年から1500年にかけて栄えたエジプトの王朝を物語る遺跡には、ブドウ栽培やワイン醸造の絵が描かれている。エジプトからギリシャやローマへと広がり、庶民のお酒となっていった。その後、ギリシャ人やローマ人によって南フランスの地中海沿岸をへてフランス北部まで広められたのである。

(古代エジプトのワイン醸造の壁画)
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16~17世紀の宮廷文化が花開いた時代には、食事に合わせた高品質なワインへの投資が行われるようになる。そして大航海時代を経て新大陸を植民地化したスペイン・ポルトガルは、そこでもブドウを栽培しワインづくりを始めた。チリを植民地としたのはスペインである。チリは太平洋に面した南北に細長い国土を有し、西側にアンデス山脈が迫っているため地理的に孤立している。この自然環境が功を奏したワイン史上に残る実話がある。

(たわわに実ったカベルネソーヴィニヨン)
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ワインの本場は誰に言わせてもヨーロッパということにはなるのだが、歴史には時にハプニングが起こることがある。ワイン史上に残るワインの危機と言っても過言ではない事件が起こったのは19世紀の後半のことである。フィロキセラとい「ブドウネアブラムシ」の発生により、フランスはもとよりヨーロッパ中のブドウ樹は壊滅状態になったのである。

(人気のカッシェロ・デル・ディアブロ)
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フィロキセラはブドウの根に寄生するアブラムシの一種であり、駆除することは極めて難しい。これを救ったのは、ヨーロッパのブドウ樹を諦め、フィロセキラに強いアメリカ産の台木を移植しヨーロッパ産の穂木を接木する方法であった。

(私のお気に入りのコノスル・シングルヴィンヤードシリーズ)
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ところが、フィロキセラの被害の及ばなかった国がある。それはチリである。チリの孤立した自然環境が功を奏しフィロセキラの侵入を遮断したのである。チリはスペイン人が持ち込んだヨーロッパのブドウ樹を、自根(接ぎ木でない状態)の物として現在まで引き継いでいる。いわば、ヨーロッパのワインを正統に継承しているのは、フランスでもなくイタリアでもなくチリなのである。

(リーズナブルな自転車マークのコノスル)
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(フランスワインに引けを取らないチリワイン)
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注目しておきたい事実がもう一つある。フィロキセラの害でフランスでは150年間絶滅しえしまったと考えられていたボルドーのカルメネール種が、チリの「サンタ・リタ」のワイナリーで再発見されたのである。これはまさに、ワイン界のルネサンスのような出来事ではないかと思うのである。
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