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縄文式土器

私の家の近くにアンティーク店がある。アンティークと言えば格好がいいが、日本的に言えば古物屋である。こんなものを誰が買うのだろうかと思うものも並んでいるので面白い。ある日、店先に縄文式土器や弥生式土器が並んでいるのを発見した。出土先は福島県の相馬地方らしい。

(縄文時代晩期の櫛目文土器)
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発掘というより掘り起こしたのは農家の主人で、自分の家の畑から出てくるので箱に入れ無造作にしまっていた。本来なら教育委員会に届け出て発掘調査となるところであったのだが、そんなことは知らなかったらしい。主人が亡くなると妻は大量の「瓦礫」の整理に困ってしまった。そこで何でも屋の古物屋に処分を依頼することになったらしい。

(火焔土器の破片)
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高校時代史学部に籍を置いたことのある私は、古物屋の主人に土器の製造年代などを説明した。すると、主人は驚いていろいろと質問をするものだから、私は浅学な知識で講釈をした。それで、その中のほぼ完形に近い土器と石器など3個を頂くことになったのである。

(内側に施された幾何学的な櫛目文)
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持ち帰って改めて眺めてみると、その製法のち密さに驚くばかりである。完形に近い器の内側には幾何学的な櫛目文が施されている。この地方では紀元前500年ころの縄文晩期の物ではないかと考えられる。もう一つの破片は縄文土器の象徴的な火焔土器で、紀元前2500年ころの物でないかと考えられる。

(鋭い歯を持った石器)
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縄文時代は我が国で1万年以上続いた狩猟生活時代である。文化は驚くほどのんびりとした早さで発展したのだ。この石器で木の実を砕き、この器に盛り付けをしてわが先祖のホモサピエンスは何を語らっていたのだろう。この時代は階級のない原始共産制の社会で平和な時代であったに違いない。

(石斧と石鏃)
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