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神谷地区の「郷普請(ごうぶしん)」

毎年、3月の第一日曜日は「郷普請」が行われる。神谷地区での「郷普請」の起源は定かではないが、水稲耕作が本格化した江戸時代初期から行われている共同作業であろう。江戸時代の初期に開削された灌漑施設の小川江から水田地帯に水を落とす前に行われる春の恒例となっている農作業である。

(神谷は江戸時代から美味し米の産地)
郷普請1

「普請」とは互助や自治としての建設の為の労力や賃金の提供を求める活動を指す。農耕、特に水稲耕作には灌漑のための共同作業が欠かせない。江戸時代から義務人足と言って、村落共同体に所属している農民にとっては連帯責任を課せられた作業だった。

(慣れない作業に汗を流す区民)
郷普請2

機械化による大規模農業になった現在に至っても、灌漑に関わる作業は江戸時代からの伝統を引きついた形態が残っているのである。現在も隣組ごとに割り当てられた用水路の土あげ作業を行っている。

(江戸時代から恒例の郷普請)
郷普請3

(のどかな田園風景)
郷普請4

参加者の多くは高齢者で専業農家はほとんどいない。土あげをする側溝の多くはU字溝が敷設してあるため作業自体はそれほど重労働ではない。休憩時間の語らいは地域の情報交換の場ともなっている。昨今、地域の共同作業の機会は極めて少ない。連帯感や帰属意識が希薄になってきている中、「郷普請」は貴重な住民の交流の場となっている。

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