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夏井川 治水の課題

夏井川は、福島県南東部の阿武隈山地を流れ下り太平洋に注ぐ二級河川である。昔から、この川の流域は肥沃な土壌に恵まれた農業地域であった。しかし、高度経済成長期以降広い地域が市街化区域の指定を受け、無計画な宅地造成が進められた。

(10月13日朝 左側鎌田地区には越水した)
洪水1

(1週間後 平時に戻った夏井川)
洪水2

今回の台風19号による豪雨と一週間後の集中豪雨で洪水に見舞われたのは、夏井川の氾濫源であった地域である。この機会に夏井川流域を見聞してみると、宅地造成の仕方にも問題はあったが、夏井川の管理にも大きな課題があることが見えてくる。

(河口閉塞 上流からの水は太平洋に流れ込まず、夏井川に流れ込む横川を逆流させる)
洪水3

河口付近から見てみると、河口閉塞の問題がある。波に運ばれた砂が河口付近に堆積し川の出口を塞いでしまうのである。増水すると行き場のない大量の水が堤防を越水し決壊につながるものと考えられる。河口閉塞の問題解決については、地区の代表が毎年国土交通省に陳情している。河口堰が建設される計画だと聞いているが早急な対応が必要である。

(神谷地区 左側の雑木は堆積した土砂の上に繁茂している)
洪水4

治水は堤防と河川敷地内の整備が基本であろう。特に中流域の河川敷地内に堆積する土砂とそこに繁茂する雑木は早急に撤去すべきである。平時の夏井川中流域は繁茂する雑木の中を流れる小川のような状況に見えてしまう。しかし、増水すると状況は一変する。土砂によって形成された中洲や繁茂する雑木が堰の役割をして、行き場のない大量の水が堤防を越え決壊につながるのである。

(平橋から上流の様子 繁茂する竹林の中を流れる小川のような夏井川 左から好間川が合流する)
洪水6

(越水した堤防の外側 越水した水により浸食され決壊につながる)
洪水7

平窪・赤井地区の洪水は単に降雨による増水だけの要因ではなく、河川管理に問題があることは明らかである。行政は市街化区域を線引きして住宅地としての土地利用を認めているからには、安心して住居を構えられるような条件整備をすることは当然である。

(平窪地区 決壊した堤防)
洪水8

神谷地区には「夏井川愛護会」という組織がある。区では県からの補助金をもらい、区民の力でできる範囲で堤防の草刈りや流木の除去などを行っている。この機会に、「二級河川は県の管理」と押し付けるだけでなく市・県・国はどのように連携すればよいのか、住民は治水にどう関わればよいのかを改めて考えてみるべきではないか。

(小川地区 橋げたに引っ掛った流木が堰となり越水、堤防脇の民家は2メートル位浸水した)
洪水9

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