「いわき」はモンスーンアジアの北限地


 先日交通新聞社発行の「東京サイハテ観光」を読みました。中里和人さんの写真集に中野純さんが旅日記のような形で解説を加えたものです。

 この本の中で中野さんは「日本の風景、特に東京圏の風景は、ちまちましていて情けない。ごちゃごちゃしていて汚らしい。しかしよく見ると、そのちまちまの傍らに、驚くほど多様なサイハテが潜んでいる。驚くほど多様な名景が潜んでいる。」と書いています。

 この本で紹介されている「モンスーンアジアの北限の地」は、いわき市四倉の横川の風景で私の家から2キロほど離れたところです。私にとっては見慣れた川の流れですが、中里さんの写真と中野さんの解説を読み、あらためて眺めてみると神秘的なメコンの流れのように見えてくるから不思議です。

 いわき市は夏の高温多湿などの気候に深く関わる黒潮の北限ですから、景色もモンスーンアジアの感じなのかもしれません。四倉町を流れる横川の草深い川縁には、地域の人たちが魚を取るための四ツ手網の小屋(写真)が点々と並んでいます。この風景が一層モンスーンの情緒を醸し出しているようです。私も学生時代に、知り合いの四ツ手網を借り取った魚を七輪で焼き酒盛りをした思い出があります。

 ところで、この風景が今回の大津波によってどのような影響を受けたかですが、写真(7月15日撮影)を見ていただければお分かりのように、津波の前と大きな変化はないのです。5月23日のブログにも書きましたが、この地域は海岸線に近い割には被害が少なかった地域なのです。横川は海岸線とほぼ平行して流れていますが、海岸と川の間には江戸時代に岩城平藩によって植林された松林(防潮保安林)が広がっています。それが津波の勢力を削ぐ働きをしたのではないかと指摘する声も聞かれます。

 このようなことから、「モンスーンアジアの北限の地」の風景は守られたのです。東京から2時間余のいわき市は、福島県の浜通り(太平洋側)の東北ディープサウスで約関東といったところです。そんなところに驚くようなサイハテが潜んでいるのです。あなたも身近なところでモンスーンアジアの風情を楽しんでみてはいかがですか。



 <四ツ手小屋> 
 横川-02

 

 <神秘的な横川の流れ>
 横川-01
 横川-03



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