1000年に1度の津波対策は

 日本での大地震の歴史を調べてみると、東北地方では今回の東日本大震災と匹敵する地震が、西暦869年に起きています。平安時代の「貞観の治」で知られる藤原政権の時代ですからかなり古い話です。そうすると、今回は1000年に1度の地震といえるわけです。

 貞観地震の震源は三陸沖で広範囲に津波の被害をもたらしたようです。古文書には、津波が現在の宮城県多賀城市一帯を襲い約1000人が水死したと記載されているそうです。宮城県石巻平野から福島県北部にかけて、当時の海岸線から数キロ内陸まで浸水したことが考えられることから、東日本大震災ときわめて似ているような気がします。

 さて、このような1000年に1度の震災、特に津波には人間はどのように対処すればよいのでしょうか。いわき市の海岸線の津波による被害状況を見てみますと地域により程度の差があることに気づきます。豊間地区のように海岸線に防波堤を築き、その内側が集落となっている地域は壊滅的な被害を受けました。それに対して、新舞子浜の県道沿いに延びる黒松の防潮保安林の内側にある集落は、海岸線からの距離が近い割には被害が少なかったようです。特に、防潮保安林に平行した川がありその内側にある集落では、海岸線から1キロメートル位であっても被害は軽微だったのです。

 防潮保安林の津波被害軽減の効果については、地域紙(いわき民報)にも取り上げられました。このベルト状に延びる松林は、17世紀に時の平藩によって植林されたことに始まるとされていますが、南北約7キロ、幅は最大で290メートル、全体で約89ヘクタールに及ぶものです。この防潮保安林とそれに沿って流れる横川が、津波のエネルギーの吸収に大きな力を発揮したのではないかと考えられます。
 
 1000年に1度の災害に備えて万里の長城のような防潮堤を築くことは土台無理な話です。また、不自然な建造物に囲まれた不自由な生活は本来の人間の姿とは言えないでしょう。「柔よく剛を制す」との故事が示すように、想像を絶する自然エネルギーに真っ向から立ち向かうような防災政策を見直し、いわきの先人が残した災害に対する施策を今に生かした地域再生が求められているのではないでしょうか。

 <防潮保安林とその周囲>
 防潮林

 <横川と防潮保安林(右)>
 防潮保安林-横川

 <防潮保安林(左側)と県道>
 防潮保安林-県道

 <テトラポット>
 防潮保安林-テトラポット



 ふるさとマルシェ被災地復興
 『元気になろうキャンペーン』がんばろうふくしま!
   ◇『 10% 義援金 』被災地の笑顔を取り戻そう 
   ◇『生産者へ還元商品 』被災地でがんばる生産者を応援します

 東北、福島県、生産者の復興の為に暖かいご支援を
 何卒、宜しくお願い申し上げます。

   ふるさとマルシェ
 ふるさとマルシェ ロゴ
関連記事
スポンサーサイト

日本ブログ村へ登録しました。イイね!と思った方はこちらもにほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ いわき情報へ
にほんブログ村
はてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加
ふるさとマルシェ ショッピングサイト↓↓
ふるさとマルシェ
ふるさとマルシェは福島県を中心とした各地域の旬の“逸品”を厳選し、産地直送にてお届けするインターネットショッピングサイトです。
送料全国一律500円。パソコンなくても電話一本でご注文可能。豊富なお支払い方法をご用意し、大口や法人対応も可能です。
わからないことがあったらまずはお電話を!女性スタッフが親切・丁寧に対応させて頂きます。
今なら新規会員登録で500ポイントプレゼント中!
■Facebookページへの【いいね!】お待ちしております!
■ふるさとマルシェtwitterをフォローすると最新情報がチェックできますよ!

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)