5年目の被災地 (久ノ浜・大久地区)

原発から約30Kmに位置する、いわき市久ノ浜・大久地区は「まちなか再生計画」による土地区画整備が進められています。
久ノ浜地区は太平洋に面した集落ですので、震災では津波と火災で甚大な被害を受け、69名の犠牲者を出しています。「久ノ浜、大久地区まちなか再生計画」はこれらの被害の反省に基づいたものです。

(防災集団移転促進事業によって分譲された住宅地)
久ノ浜

防災集団移転促進事業の実施により、海岸周辺の住宅地を嵩上げし住民に再分譲する事業が完成し土地の引き渡しが終わっています。しかし、地域の人に聞いてみると、分譲された土地に住宅を建設しようとしている人は半数に満たないと言っています。震災から5年が経過し、避難した地域に住宅を建設してしまった人も多いようです。

(久ノ浜・大久ふれあい館)
久ノ浜 1

多重防御による「減災」の考え方の立場から安全性の向上を図るためのいろいろな施策が展開されています。その一つは、いわき市地域防災交流センター「久ノ浜・大久ふれあい館」の設置です。平時は、研修地域コミュニティ形成支援、いわば公民館的施設ですが、非常時は、避難スペースとなり住民の安全を確保する機能を持っています。

(完成した防潮堤)
久ノ浜 2

今回の津波は予想をはるかに上回るものでしたので、従来の防潮堤は全く機能しませんでした。完成した防潮堤は従来のものに1m70cm嵩上げしたものになっています。そのため分譲された住宅地は環濠集落のようになってしまい海を望むことはできません。ちなみに、従来の防潮堤は昭和30年代に建設されたもので、チリ地震後の津波対応だったと聞いています。

(170cm嵩上げした防潮堤 下の部分は昭和30年代に建設)
久ノ浜 3

この集落の川を挟んだ対岸の高台に住む男性は、この防潮堤でも前回の津波は防げないだろう、と話していました。千年に一度の天変地異への備えはどうあるべきなのでしょうか。防潮堤の耐久は何年くらいなのでしょうか。ハード面での備えも大切ですが、災害に対する住民の意識を風化させることなく、非常時に対応できる行動力を構築することが肝要だと思います。

(高台の住宅地 津波はガードレール付近まで押し寄せた)
久ノ浜 4
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