吉野せい賞表彰式と記念講演会

第38回吉野せい賞表彰式・吉野せい賞募集ポスター表彰式と記念講演会が11月1日、いわき市立草野心平記念文学館で行われました。吉野せい賞の大賞に当たる「せい賞」には該当作品がなかったものの、準賞に永沼絵梨子さんの小説「すべて天使の都合によって」、奨励賞に林恵さんの小説「ともだち百人」と蓑修吉さんの「岩南森林鉄道」の2作が選ばれました。

(準賞に輝いた永沼絵梨子さん)
吉野せい賞表彰式 1

永沼さんの作品は、母子家庭に育った主人公の高校生がクラスメートなどとの人間関係の中で揺らぐ心の葛藤を描いたものです。主人公の心模様がよく描かれています。

(展示された作品募集ポスター)
吉野せい賞表彰式 2

来年の第39回吉野せい賞作品募集ポスターには、最優秀賞に渡辺愛美さん、優秀賞に大浦成美さんと鈴木瑠美香さんの他、奨励賞に5作品が選ばれました。いずれも女子中学生による作品です。

(講演する梯久美子さん)
吉野せい賞表彰式 3

表彰式に続いて行われた、梯久美子さんの「女流作家の愛と苦しみ」と題した講演は女性作家の視点を分かり易く解説したものです。梯さんは、43歳のとき刊行した単行本デビュー作「散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道」が第37回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞しています。「洟をたらした神」で第6回の同賞を受賞した吉野せいさんとは共通性があり、梯さんも吉野さんに大変関心を寄せているようです。

(講演の中で取り上げた女性詩人中城ふみ子さんの和歌)
吉野せい賞表彰式 4

2014年から2015年にかけて1年間、日本経済新聞の日曜版で、作家、文人の恋愛や結婚をテーマにしたシリーズ「愛の顛末」を連載しています。その中で、いわき市での取材をもとに吉野せいを全4回で取り上げ、「洟をたらした神」がamazonで売り上げ1位を記録するなど大きな反響を呼びました。

(サインに応じる梯さん)
吉野せい賞表彰式 5

梯さんは講演の中で、吉野せいさんをはじめ何人かの女性作家を紹介しました。女性が作家活動をする中では、「何かに背く」「複雑な渦中で書く」という言葉が印象に残りました。吉野さんの「洟をたらした神」にも梯さんが指摘する背景があったことを再認識しました。
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