いわきの海岸で行われている防潮堤工事

現在、いわき市の海岸線の風景が大きく変わろうとしています。原因は震災の津波に襲われた沿岸部の復興防潮堤の建設が進められているためです。防潮堤の海側には無数の波けしブロックが置かれています。完成した地域は環濠集落を思わせる景観で、内側から太平洋を臨むことはできません。安全のためには風光明媚な景観は諦めてと言わんばかりの自然破壊です。

(久ノ浜 波立(はったち)海岸の防潮堤工事)
久ノ浜 波立海岸の防潮堤工事

20年くらい前のことですが、こんなことが話題となった記憶があります。夏井川河口付近の砂浜に四輪駆動車が乗り入れられて、砂浜に自生するハマボウフや生息する小鳥の巣が破壊されるので対策が必要という声が上がったのです。市は有刺鉄線などを張り巡らし乗り入れる車を排除したのでした。自然にやさしい施策です。今その場所にはピラミットを思わせる防潮堤が建設されてしまいました。

(夏井川河口の防潮堤)
夏井川河口の防潮堤

波の打ち寄せる浜辺に裸足で立っていると、足の下の砂がえぐられるような感触を覚えます。この作用はテトラポットのような波けしブロックでも起きるのです。波打ち際にある物体の下にある砂は、寄せては返す波によってどんどん浸食されてしまいます。これによって、美しい砂浜の風景は大きく変わり生態系にも大きな影響を及ぼします。「磐城七浜」と言われ風光明媚な海水浴のできる美しい砂浜は失われてしまうでしょう。

(万里の長城を思わせる景観)
万里の長城を思わせる防潮堤

1000年に1度の確率で起こると言われる津波対策のための護岸工事はこれでよいのでしょうか。完成した防潮堤を眺めてみると、自然に対して「来るなら来てみろ」と挑戦状を突きつけているかのようです。素人目から見た意見ですが、3.11の津波の被害は海岸線の地形によって違ったのですから、防潮堤の形や高さも変化を持たせてよいのではないでしょうか。

(見上げるような防潮堤)
巨大な防潮堤

具体的には、甚大な被害を及ぼした薄磯地区と軽微な被害だった新舞子海岸では同じ高さの防潮堤でなくてよいと思います。新舞子海岸には海岸線に並行して江戸時代からの歴史を持つ防災保安林と横川が走っています。この地形が津波の力を削ぐ働きをしたと考えられているのです。このような地形を考慮したうえでの防潮堤の形状なのでしょうか。人間を海から隔離するかのような護岸工事を画一的に施すことには疑問を持ちます。

(このような風景は見られなくなる)
太平洋の日の出1

現在の人類は自然を大幅に破壊し、自然の循環を無視し、自然と敵対し人類のみの繁栄を追求していると言っても過言ではありません。気まぐれな自然はそのような人間の姿勢に腹を立て時に大暴れするような気がします。人間は所詮自然の懐に生きているのです。征服はあきらめ謙虚に共生を求めるべきです。
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