自然との共生は難しい (只見川大洪水から4年)

先日、奥会津の只見町に行くため国道252号線を走りました。この国道とJR只見線が只見川を縫うように並走しています。磐越自動車道の坂下インターで降り、国道252号線を柳津町・三島町・金山町・只見町へと走ります。カーブも多く走りやすい道路ではありませんが風光明媚です。私は金山町に2年間住んだ経験がありますので沿線には懐かしい景観が広がっています。

(洪水前 紅葉の只見川 会津川口駅付近)
秋の只見川

1911年7月、新潟県と福島県会津地方を襲った集中豪雨は、只見町で観測史上最大となる711mmを観測し、多くの発電ダムで設計洪水流量超過など戦後最大規模の洪水を発生させました。只見川流域の只見町・金山町・三島町・柳津町では洪水氾濫、土砂崩れ、護岸崩壊、橋梁の落橋など、沿川居住地や公共土木施設等に甚大な被害をもたらしたのです。只見町に住む知人はその時の豪雨の様子を「滝のような雨と言うがそれ以上だ、空から水の柱が地中に打ち込まれるようだった」と表現したのが忘れられません。

(復旧できないでいる只見川の鉄橋 金山町横田地区)
只見川の鉄橋

折しもこの年の3月には東日本大震災がおこりました。被害の少なかった奥会津では、温泉組合の人たちが中心となっていわき市にボランティアに来てくれたのでした。金山町の温泉旅館恵比寿屋の坂内さんのグループは小名浜・豊間地区の津波被害地でガレキの撤去作業にあたって頂きました。そのようなことから7月の水害被害に対して、いわきテレワークセンターが中心となって義捐金を集め贈った経緯があります。

(完成した護岸工事 金山町横田地区)
横田地区の護岸工事

この地域を訪れてみると、国道252号線の落橋などは復旧できたものの道半ばです。特に、JR只見線の金山駅から只見駅間は現在も列車が走る状況ではありません。金山町の2箇所の鉄橋は落ちたままで、JR東日本も赤字ローカル線の復旧に手をこまぬいているようです。雑草に埋もれかけている赤さびた線路やプラットホームが哀れです。

(雑草の埋もれた只見線の鉄路)
只見線の線路

諸悪の根源をなした只見川は、発電所のダムが復旧していないので水を貯めることが出来ず、場所によってはかつての渓流の姿に戻っています。私が印象に残る只見川は深くゆったりとした流れで、川霧が旅情をそそったものでした。只見線が全線復旧し電車を川面に映しながら優雅に走る絵になる風景は再び見られるのでしょうか。

(只見駅 会津方面の線路は使われていない)
只見駅

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