難しい自然との共生

3.11大震災はいわき市にも大きな爪痕を残し、3年が経過した今も復旧・復興に暇の無い状況です。特に津波による被害地の復旧には時間がかかります。
最も被害の大きかった豊間・薄磯地区の現状を見てみると、気まぐれな自然との共生はどうあるべきなのか考えさせられます。

現在、この地区では官民挙げていろいろな工事が行われています。薄磯地区は高台移転が計画されていますので新築の住宅は建てられていません。しかし、豊間地区は微妙です。海岸線には従来の防波堤をかさ上げする工事が進められ、その内側では土盛り工事や一般住宅の修理や新築工事が行われているのです。

(防潮堤が完成すれば美しい景観は失われる)
防波堤

豊間は地区内の土地の高低差があるため津波の被害にも差がありました。そのため、復興に対する住民の選択もいろいろ出てきているようです。とにかく海の近くは嫌だと内陸部に移転する人、1000年に一度に拘る必要はないと元の場所に新築する人、経済的な理由から修理し元の家に住もうとする人など住民の様々な行動となって表れています。

(浜辺の丘陵地に立つ高級住宅)
浜辺の高級住宅

海には近いけれども丘陵地形によって救われたホテルや高級住宅が核となって新築住宅がスプロール的に拡大しているようです。浜辺は海水浴場こそ開かれていないもののサーフィンをする若者の姿が次第に増えてきています。

(サーフィンを楽しむ若者)
サーフィン

それにしても気になるのは防潮堤です。完成すれば海辺の景色は一変します。気まぐれな自然現象に対抗するかのように砦のごとく海をにらんでいます。自然との共生という視点で考えた時に多少疑問を感じるのは私だけでしょうか。

(海の見える丘に建つ新築住宅)
浜辺の新築住宅

平安時代の史書「日本三代実録」によると、西暦869年に陸奥の国東方沖を震源とする大地震が起き津波の被害も甚大であったことが記されています。いわゆる貞観地震と呼ばれ、今から1000年以上前の史実です。いわき市の被害の程度についての記録は発見されてはいませんが、今回と同じような津波に見舞われたことは想像がつきます。

(建設中の災害公営住宅)
建設中の災害公営住宅

科学が如何に進歩しようと、人間が自然を支配することは不可能です。忘れたころにやってくる気まぐれな自然災害にどう対応すべきなのか、人類の永遠の課題です。その根底にあるものは「自然との共生」でなければならないでしょう。




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