アドリア海に沿って 5

6月26日、この旅行のメインでもある「アドリア海の真珠」ドブロヴニクの散策です。この町の歴史を振り返ると数奇な変遷をたどって来たことが分かります。11世紀にはヴェネツィア共和国と覇権を争った海洋都市国家であり、15世紀にオスマントルコが台頭したときにも巧みな外交手段によって軍門に下ることはなかったのです。また1991年のクロアチア独立後も旧ユーゴスラヴィア軍とセルビア人の反撃を受け大きな被害を受けたのは最近の史実です。

イギリスの作家バーナード・ショウが「地上の楽園を求める者、ドブロヴニクに来たれ」と記したと言われています。旧市街地の屋根瓦のオレンジ色とそこを囲むアドリア海のコバルトブルーが見事なコントラストを示し、まさに地上の楽園の雰囲気です。

(石畳のブラッツ通り)
プラッツ通り

快晴に恵まれ散策日和です。旧市街地の入り口ピレ門をくぐると整然としたプラツァ通りが迎えてくれます。長年ここを歩く人達の靴によって磨かれた石畳はピカピカです。何千万人がこの石畳を歩いたろうかと遠い昔に想いを馳せ、雨あがりで滑りそうな足元を気にしながら歩みました。聖ヴラホ教会、スポンザ宮殿などを見学後、遊歩道になっている外壁を一周しました。外壁のどこから見てもオレンジ色の屋根はおとぎの国を彷彿とさせるような町並みです。要所に設けられた要塞にはかつて火を噴いたであろう大砲がアドリア海に向かってにらみを効かせています。

(ミンチェタ要塞から見た旧市街地)
ミンチェタ要塞から見た旧市街地

外壁を一周した後、プラツァ通りの裏通りで愛想のよい女性に呼び止められお勧めの海鮮パスタの昼食となりました。暑い中2時間近く歩いた後のビールは五臓六腑に染み渡ります。元気が出た所で、ケーブルカーでスルジ山に登りました。山頂に立つと「アドリア海の真珠」が眼下に広がります。絶好の写真撮影スポットです。時の過ぎるのを忘れしばし紺碧のアドリア海に見入りました。

(アドリア海の真珠)
スルジ山頂

しかし、この美しい町も1991年の独立の後、旧ユーゴスラビア軍による砲撃により大きな被害を受けたのです。スルジ山の山頂にその戦闘の様子を今に知らせる戦争記念館が立っています。砲撃で破壊されたままの建物の中では戦争の写真の展示やビデオの放映が行われていますが、訪れる人は多くはないようです。私は芳名帖に「戦争のない世界を」と記載し記念館を後にしました。ケーブルカーで旧市街地に戻りお土産屋を巡り、ドブロヴニクの旧港を描いた3号くらいの油絵を1枚購入し記念としました。

(旧市街地の石畳の狭い路地)
旧市街地の路地

季節の変わり目5月、アドリア海の天気は気まぐれです。夕方になり天候が急変し雨が降り出しました。タクシーでホテルに戻りシャワーを浴び冷たいビールを飲んでいると西の方から晴れあがり見事な夕日です。夕食は海の見えるレストランでシーフードの王様ロブスターを豪快にと奮発したのですが、ちょっと期待外れです。大味で日本の伊勢エビのようなわけにはいきません。ワインと前菜のトリュフ入りパスタは最高でしたがロブスターは半分残す始末です。日本でしたら、差し詰めパックをもらい持ち帰るところでしょう。
ほろ酔い気分で心地よいアドリア海の夜風に吹かれ、クロアチアの旅も最高潮に達しました。



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