春なのに

第一原発から30㌔圏内の双葉郡の市町村は現在も復興とは程遠い状況にあります。いわき市には隣接していますが、私は震災以後足を踏み入れてはいませんでした。放射線量を必要以上に怖がっているわけではありませんが、破壊された街並み、人気の無い集落、荒廃した田畑などを見ることが忍びなかったのです。

先日、富岡町の桜の名所夜ノ森公園が新聞で報道されました。富岡町も一部警戒地域から解除されたというので訪問することにしました。国道6号線を北上すると、いわき市に隣接する広野町に入ります。6号線の交通量は除染などの工事車両が走るためか震災前より多い気がします。そのため沿線のコンビニや食堂などの駐車場は賑わっています。広野町役場前で放射線量を測ってみると0.17程度ですから、いわき市内とそれほど変わりがありません。

(桜の咲きかけた広野町役場)
広野町役場

町内にある二ツ沼公園にはパークゴルフを楽しむ人達の姿があります。しかし、土曜日の午後と言うのに子供の姿はありません。公園に限らず住宅地にも作業員を除いて人影はほとんどありません。

(パークゴルフを楽しむ住民)
二つ沼公園

さらに北上し楢葉町に入ると様子が変わります。この地域は除染作業が本格的に行われています。除染により出た汚染物質を入れた黒い袋が耕地に野積みなっています。仮置き場も中間貯蔵施設も決まっていない現状では汚染物質の行き場が無いわけです。この状況を見ると中間貯蔵施設・最終処分場が決まらないと復旧復興が前には進まないのがよくわかります。

(道路を除染する作業員)
除染作用

(行き場のない廃棄物)
廃棄物

楢葉町の北部から富岡町に入ると6号線沿線の住宅は震災で壊れたままの状態になっています。富岡町の中心部はゴーストタウンで、何度か足を運んだうなぎの老舗が傾いたままになっているのが哀れです。

(壊れたままの民家)
壊れた民家

目指す夜ノ森公園は町の中心部から4~5㌔ありますので北上を続けました。すると、国道に検問所が設けられています。「関係車両以外進入禁止」で警察官が検問をしている様子です。桜を見に行くくらいでは通してはもらえないと考え100㍍位手前で車をUターンさせました。そこで車の外に出ようとすると持参した線量計が突如鳴り出しました。線量計を2.5で警報を鳴らすように設定していたのです。数値を見てみると3.0を示しています。

(6号線添えに咲く桜)
6号線添えの桜

夜ノ森の桜見は断念しました。季節は春。警戒区域にも花の名所も満開を迎えていることでしょう。花は人に見てもらうために咲くわけではありませんが、人は咲いている花によって和みを感じ幸せを感じるわけです。ふるさとの庭の桜に思いをはせながら、異郷の地の桜を見ている方も多いことでしょう。
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