県道382号線(豊間~四倉)沿線の復旧復興状況

東日本大震災から2年が経過し、いわき市の海岸線の復旧工事がやっと本格的になってきました。その中でも津波で壊滅的な被害を受けた、いわき市平豊間地区から「岩城海岸県立公園」を縦走し、いわき市四倉町に至る県道382号線はやっともとの姿に戻りつつあります。この道路は沿線の日常生活を支える一般道路としての役割のほか、豊間・薄磯・四倉の海水浴場や塩屋崎灯台・道の駅よつくら港など多くの観光スポットが連なる風光明媚な観光道路としても重要な役割を果たしています。

(松林の中を走る県道382号線)
観光道路

先日、いわき市で最も津波の被害が大きかった豊間・薄磯地区の復旧状況が気になり、この県道を走りました。県道382号線に沿って繁茂する松林(防潮保安林)は17世紀に岩城平藩によって植えられたもので約7㌔に及びます。
この松林が津波の威力を弱めたことは震災直後のブログでも紹介しましたが、その外側(海側)を走る県道は大きな被害を受けたのです。

豊間・薄磯地区の様子は2年前の震災直後の風景と同じで変化はありません。2軒の民家が今だ取り壊されず建っています。立派な住宅ですので持ち主の方は壊すには忍びないのでしょう。この地域は高台への集団移住が行われることになっていますが進展は見られません。海岸から1㌔ぐらいの、かつて水田だった所に災害公営住宅が建設されることになっていますが、現在は基礎工事に入ったところです。工事をしている方に話を聞きましたが、「とにかく行政は遅いですよ」と言う言葉が返ってきました。

(豊間地区にある仮設住宅)
豊間

(遅れている災害公営住宅の基礎工事)
災害公営住宅

県道382号線に沿って海岸線の護岸工事と防潮保安林の整備工事が随所で行われていますので、県道は工事車両専用道路と化しています。風景を楽しみながらドライブするような状況ではありません。この状態はしばらく続くでしょう。それでも、津波により荒れ果てた松林の整備や、県道に沿って木製の柵を取り付ける工事、湖沼の整備工事がスタートしたのを見ると、工事も復旧から復興へ向かっていることが伺えます。

(海岸線の防波堤修復工事)
海岸線の防波堤修復工事

最大の課題は津波で住宅を失った方々の住宅です。仮設住宅での生活も2年に及んでいます。そこに住む人たちの話を聴くと、隣の部屋の話し声やトイレの流す音なども聞こえプライバシーも守られていないと指摘しています。安倍晋三首相は会合で「百の言葉より一つの実行。復興を加速させ、震災3年目となる次の冬は希望を持って迎えていただかなければならない。被災地の方々が一日も早く元の生活に戻れるよう全力を尽くしたい」と述べています。自力再建ができない住民向けの災害公営住宅について、福島県では約2900戸を完成させるとしています。

しかし、政府のこのような動きとは裏腹に、現地の進捗状況は順調とは言えないのです。復興庁が設置され、復興交付金は12年3月以降、総額1兆3700億円配分されているのですから、被災している住民の立場に立った迅速な対応が求められます。


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