専称寺の解体修理説明会が行われました

専称寺の解体修理工事に伴う檀家を対象とした工事状況の説明会が11月3日に行われ、私も檀家の一人として参加しました。

専称寺はいわき市の東部、夏井川南岸に所在する浄土宗寺院です。応永2年(1395)に良就十聲が開創した寺院とされ、江戸時代の本山末寺制度の中では浄土宗奥州総本山として大きな力を持っていました。浄土宗名越派の檀林として末寺の僧侶の教育に当たっていましたので、檀家を当てにしなくても経済的な裏づけがあったようです。現在、檀家の数は80くらいですので、これでは住職の家計を支えるほどには至りません。そのため、住職は他の末寺の僧侶が兼務している状態ですので名刹とはいえ貧乏寺と言ったところです。

(素屋根に覆われた専称寺)
素屋根に覆われた專称寺

格式の高い寺院ですので小高い山を生かした伽藍配置は立派で、本道は東面して建ち、本堂の周辺に開山堂、庫裏、書院、山門、鐘楼堂を配置しています。本堂など開創時のものは寛文8年(1668)に焼失したとされ、現在のものは寛文11年(1671)に再建されたものと考えられています。その後何度か修理されたことは棟札などから確認できますが、老朽化していることは間違いありません。

(本堂内部の工事の様子)
本堂内部

このような建物ですから、東日本大震災によって大きな被害を受け、本堂・総門は全壊となり立ち入りことも出来ない状態になってしまいました。これらの建物(総門・本堂・庫裏)は国指定重要文化財になっておりますので、文化財保護法の立場からも復旧が必要な建築物となったわけです。

(見学会の様子)
見学の様子

文化財建造物保存協会の方の話によると総工費は約13億円、工期は5年と言うことですから大工事です。文化財の解体修理工事は創建当時の姿に忠実に戻すのが基本なのだそうです。そうなると、瓦葺の屋根ではなく茅葺が元の姿ですので、どう復元されるのか興味あるところです。解体工事が進む中でいくつかの「棟札」が出てきて、現在までの修理の過程が明らかになってきています。古いものでは享保17年(1732)の内陣の部屋の改修を記したものも残されていました。

(素屋根仮設工事)
素屋根仮設工事

現在の工事の進捗状況は、本殿を覆う素屋根を建設しているところです。素屋根が完成すれば順次本堂本体の解体が始まることになるということです。その後、建築当初の姿とその変遷や仕様を調査し、耐震診断を行い、耐震補強を考慮し修理計画を再検討していくという話ですので、本格的工事はこれからというところです。

これからも工事の進む状況を見て現地説明会を開催するということですので、進捗状況を随時お知らせしたいと思います。

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