いわき市の私立大学

いわき市には2つの四年制大学と1つの短期大学があります。いずれも難関の大学とは言えませんが、自然豊かな環境を生かして特色ある教育を実践しています。

私は4年前から東日本国際大学の非常勤講師をしていますので、大学の現状について触れてみます。本学の定員は経済情報学部が120名、福祉学部が80名となっています。この他に同じキャンパス内にあるいわき短期大学(幼児教育科100名)が同居しています。短大を含めても学年300名程度ですので小規模地方大学といったところです。

いわき市は東北の湘南と言われるように太平洋に面し、冬は温暖で夏は涼しい気候ですので学業の場としては適しています。冬場の野外活動なども容易ですのでスポーツを行う学生にとっては魅力の1つです。いわき市は東北と関東の接点で首都圏からも200Km程度ですので学生の集まりやすい条件と言えるでしょう。

また、本学の特色として外国人留学生を積極的に受け入れていることが上げられます。学部と留学生別科を合わせますと、現在131名が学んでいます。アジアが中心ですが、最も多いのが中国の66名、次いで韓国の17名となっています。

今、いわき市の2つの大学に異変が起こっています。それは受験者数の減少です。東日本大震災に伴う原発事故以後、福島(いわき市)にある大学ということで受験生に敬遠されているようなのです。本学では福祉学部の受験者が、定員80名に対し入学者が35名と激減しました。また、いわき短期大学は今まで定員を下回ったことは無かったのですが、今年の入学生は80名となっています。

(東日本国際大学のキャンパス)
東日本国際大学キャンパス

しかし、留学生の受験者にはほとんど変化がありません。それには、ちょっとした訳があるのです。それは原発事故後の留学生に対する大学側の対応にあるようです。事故当時冷静に考えれば、いわき市の住民は無理して避難する必要はなかったと思います。しかし、風評も手伝い多くの市民が原発から少しでも遠い所へと移動したのです。

本学では留学生を1週間創価大学に避難させ、その後留学生の母国(7カ国)の大使館と連絡を取り全員を帰国させたのです。この臨機な対応が母国の家族の安心と信頼にもつながったのではないでしょうか。大学が再開するとほとんどの生徒が大学に戻りました。このようなことが入学者の減少につながらなかったのだと思われます。

(改築中の1号館)
東日本大学1号館

現在のこの地域の放射線量は0.10~0.20マイクロシーベルトくらいで日常生活には支障がないと考えられます。学生たちは夏休みでもスポーツに汗を流しています。特に野球部は神宮大会に常連出場をしていますので、真っ黒に日焼けした顔で私の講座にも出席しています。本学は1号館が震災で使用不能になり改築中です。昭和30年代後半の開学当時の建築で改修が懸案となっていただけに、震災が施設の充実につながったのは皮肉なものです。

このような地方の家族的雰囲気の親切な大学で青春の1ページを過ごすのも良いのではないでしょうか。きっと「未知のDNA」にスイッチONするはずです。
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