春よ来い

「暑さ寒さは彼岸まで」と言われますが、いわきでも梅の花が咲き始め春の訪れを感じられるようになってきました。

一年前の今頃は季節の移ろいなどに気が回るゆとりはなかったことが思い返されます。
震災後のいわきの中で私が最も気になる地域の一つは、津波で集落のほとんどが崩壊してしまった薄磯地区です。ここは自宅から約5km位の所で時に訪れています。先日、3月11日には「HUMANBAND-手をつないで福島を結ぶ」に参加し、日の出に鎮魂の祈りを捧げて来ました。

3月21日、用事の傍ら迂回して薄磯海岸を走りました。風はあるものの、太平洋は穏やかで青く澄んだ海の色にも春の訪れが感じられました。壊滅した集落跡地には人影はなく、倒壊だけは免れた2軒の家が家主の帰りを寂しく待っているような風景が海岸線を一層空しく広々と感じさせます。

海岸線を後に県道へとハンドルを切ったとき、住宅跡地の一角の花壇がパッと目に飛び込んできました。思わず車を止め降りてみると、ハート型に色とりどりのパンジーが植えられていたのです。津波で自宅を失った方が家族で戻って作った花壇ではないか、と想像し胸が熱くなりました。

この地区の住民の多くは、いわきニュータウンに作られた仮設住宅に移住し、現在高台への集落移転が検討されているところだと思います。しかし、人は誰でも長年生活したところに色々な思い出があり、簡単に離れることは出来ません。この「ハートの花壇」も長年四季の花が植えられていた家族の憩いの場で、爪痕のままに放置するわけにはいかない家族の熱い思いがあったのでしょう。

事実上住むことが出来なくなった地域は、これからの安全・安心を考えれば集団移転が妥当な選択でしょうが、住民の心の整理と経済的負担が大きな課題です。行政にはハード面とソフトの面から千年に一度の災害に相応しい対応を求めたいと思います。

(津波で破壊された住宅跡地の花壇、遠くに見えるのが塩屋崎灯台)
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震災による文化財の被害

東日本大震災から一年が経過し、いわき市の震災による被害を見直してみますと、改めてその甚大さに驚嘆するばかりです。すこし心に余裕が出てきたせいか、神社仏閣などの文化財がどのような状況なのか気になりました。 

特に、国宝や重要文化財よりはランクの低い文化財で、被害の状況が報道されていないものに対してです。
賢沼寺は津波で壊滅的な被害を受けた薄磯地区の隣り合わせの沼之内地区にあります。いわきでは「沼之内の弁天様」といって地域の人々に親しまれている所です。正式名称は辨財天別当賢沼寺というのですが、この寺院に付属した賢沼(かしこぬま)に生息するウナギが国指定の天然記念物となっています。

この沼にはいろいろな伝承がありますが、過去のどのような旱魃の時にも水が涸れたことはないと言われています。

3月21日この地を訪れてみますと、賢沼は地震によっても地割れなどすることもなく、春の日差しに湖面がキラキラと輝き水をたわわにたたえていました。

しかし、沼に突き出た「弁天堂」は見る影もなく水の中に崩れ落ち、護岸の石垣や本堂などにも被害があり立ち入り禁止になっていました。

薄磯で住宅を失った方は、いわきニュータウン地区の仮設住宅に移住し、破損住宅の修理も終了していないのが現状です。神社仏閣の修理が行われないのも当然かもしれませんが、地域の人々と長い歴史を共に歩み、心のよりどころとなってきた文化財の修復も忘れてはなりません

(賢沼に沈みかけている弁天堂)
弁天様

















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下村満子さんの「HUMANBAND on Route 3.11」に参加しました

3月11日、東日本大震災から1年目にあたるこの日は各地で追悼の行事が行われました。いわき市で津波の犠牲者が多かった豊間の薄磯地区では、海岸線を人の手でつなぎ、鎮魂の祈りをささげる「HUMANBAND 3.11福島」が開催されました。

この事業はジャーナリストの下村満子さんが、二度とこんな悲劇が起こらないよう、津波に襲われた地域500km超、50万人超の人々が手をつないで、太陽に向かって鎮魂の祈りの黙祷をささげよう、と呼びかけ企画されたものです。

薄磯海岸には松明が燈され、午前5時前から多くの人が津波で流されてしまった集落跡地に集まりました。日の出の5時50分から海に向かって黙祷をささげるとともに、全員が手をつなぎ「ふるさと」を合唱し、ともに新たな一歩を踏み出すための連帯感を深めました。

当社(いわきテレワークセンター)でも参加者を募ったところ社長はじめ約30名の参加者がありました。特に当社では、以前パートで働いていた女性の娘(小学2年生)が、薄磯にある祖母宅に寄ったところを津波に襲われ、祖母とともに命を落としてしまいました。私も会ったことがありましたので可愛い笑顔を思い出し、鎮魂の祈りには涙が流れてしまいました。

千年に一度といわれた大災害でしたが、いわき市においては有史以来の出来事といっても過言ではないでしょう。津波に襲われた豊間・薄磯地区などは集落の移転を含めた地域再生計画が企画されています。特に行政には、以後人間が生活している限りこの忌まわしい災害を風化させることなく、自然との共生が可能な地域づくりを具体化してほしいものです。

(鎮魂の祈りの後「ふるさと」の合唱)
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いわき市が震災がれき処理について国に求めた要望とは

次の文章はいわき市が「放射能で汚染された災害廃棄物の処理」について、国の関係省庁ならびに国会議員などに提出した要望書の中の震災がれきに関わる部分です。

(震災がれき等の対応について) 細野環境大臣に宛てたものの一部
放射性物質に汚染された災害がれき等の処分基準については、国民の理解を得るための十分な説明を国の責任によりなされる必要があり、特に、放射性物資の安全基準の根拠などをより具体的に示していただき、放射線被爆に対する国民の不安を払拭するよう強く要望いたします。
また、一時保管を要する焼却灰等については、国の責任において最終処分するとともに、一時保管に必要な費用については、所要の財政支援を強く要望します。
さらに、放射性物質に汚染された災害がれき等の中間貯蔵施設及び最終処分場の早期確保を図るとともに、その確保に至までの仮置き場についても、国の全責任において確保するよう強く要望いたします。
なお、震災がれき等の処分を円滑に進めるため、安定型最終処分場の使用についても、弾力的な取り扱いをするよう強く要望いたします。

この要望書を読み私が最も疑問に思ったのは、東京電力に当事者責任を果たせということをまったく触れられていないことです。

わが国の原子力政策は、国策として政府と電力会社が一体となって推進してきたものですから、国に責任があるのは当然です。しかし、官僚機構の中に組み込まれているかのような東京電力の企業体質は許せないのです。いわば、政府を隠れ蓑にして外部からの評価圧力を受けない温床で自分たちに都合のよい企業経営をしているとしか見えないのです。

そのような東京電力に対して、いわき市は事故に対する第一義的な当事者責任を果たすことを強く要請すべきだと思います。がれきや焼却灰についても県内の東京電力が保有する土地を保管場所とすることを申し入れるべきでしょう。また、文中に「所要の財政支援を強く要望します」と書かれていますが、このような事故処理は国の「支援」により地方自治体が行うことなのでしょうか。国や東電が直接処理に当たるのが、国策として行ったことに対する責任の取り方ではないでしょうか。

それから、この要望書から緊急性が感じられません。市民が放射線の恐怖にさらされているわけですから、具体的に期限を切って要望しなくては解決には至りません。

要望書の最後のフレーズに書かれている「安定型最終処分場の使用についても、弾力的な取り扱いをするよう強く要望します」とはどのようなことを要望しているのか意味不明です。誰にも誤解を招くことなく読み取れるように要望することが基本です。

とにかく、いわき市民は特段原子力発電所からの恩恵を受けていたわけではないのですから、いわき市としては市民の安全と安心を確保するため国や東電に対して毅然とした姿勢で対処すべきです。


(神谷の空に舞い上がる焼却場の煙 セシウムは本当に除去されているのか?)
けむり








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いわきのそば処「心平庵」

いわき・ら・ら・ミュウ1階にある、そば処「心平庵」を訪問しました。屋号は川内村で余生を過ごした蛙の詩人草野心平に因んだものです。

心平庵の店長鈴木富士子さんは趣味が転じて本職となったこの道10年のベテランで、素人そば打ち段位認定で3段を取得した経歴の持ち主です。

出会いは、とある乗用車販売店の企画で客に振舞った実演手打ちそばを食べたことによるものです。私はかつて奥会津に赴任したことがありますので、そばの味には舌が肥えていると自負しています。会津を離れてしまってから、なかなか決して飾ることのない、そば本来の味には出会っていませんでした。

そんなときに、鈴木さんの手打ちそばに出会い奥会津そばへの郷愁を覚えながら味わったしだいです。
鈴木さんに聞いてみると、そば粉は大越(阿武隈山地)ものを使用し、時節柄セシウム検査には万全を期しているとのことです。モットーは、お客様からお金をもらい食べていただくのですから素人のときとは違い
「客の見えるそば打ち」に心がけていると話しています。

鈴木さんのそばを打っている姿はリズミカルです。特にそば切りの様子は包丁とコマ板と体移動が一体となり、さすがにプロの域といったところです。
汁の秘訣はと聞くと、「それはマル秘です」と教えてはもらえませんでした。

ちなみに「心平庵」は、いわき市の四倉(よつくら)にある国道6号線沿いの道の駅に開店したのですが、3.11大震災の津波によって倒壊してしまい、昨年の夏に「いわき・ら・ら・ミュウ」内に再開したのです。この地は、いわき市小名浜の観光スポットで近くには水族館「アクアマリン」があります。

2月12日に行われた「いわきサンシャインマラソン」のときは大変な賑わいを見せ、「心平庵」には約500名の来店者があったそうです。大きな宣伝効果があったと思われますので、今後の発展が期待されます。そば党の私には余談ですが、「そばはどうも」という方には「ソースカツ丼」「まぐろ丼」もなかなかのものですので、ぜひ味わってみてください。

(「心平庵」の店長 鈴木富士子さん)
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